フェリーニの『道』を見たとき、安易にもトリアーの『奇跡の海』を思い出してしまった。神に仕える者は常に純粋な者でなければならない。
別に対比したいわけではないが、どちらも無垢な愛を具現化したように感じる。

ザンパノがジェルソミーナを置き去りにするときのカメラワークが良かったなあ。その後のザンパノのオート三輪が荒涼な道を走って行くシーンも。
やはりジェルソミーナはザンパノを救えなかったことに対しての罪悪感で気がふれてしまったのだろうか。

愛に溢れていて美しい映像だった。



道 [DVD]

道 [DVD]

奇跡の海 [DVD]

奇跡の海 [DVD]