2014-01-01から1年間の記事一覧

Shall We ダンス?(周防正行、1996)

ペーパーに書くために、ここ数日『Shall We ダンス?』を何遍も見返している。 これ、本当に良い映画。小学生の頃に金曜ロードショーで見たことはあったけど、ここまで良い出来だったとは、当時はわかるまい(当たり前だ)。すっかり、現実を忘れさせてくれ…

風立ちぬ(宮崎駿、2013)

北米でも上映が開始されたので、早速鑑賞してきた。もちろん(とても残念だけど)、吹き替え。庵野氏の声はジョゼフ・ゴードン=レヴィットの柔らかい、でも芯のある声に変わっている。なるべく一定の温度を保った声。私は結構好きです。けど、優しすぎる気…

大いなる幻影(ジャン・ルノワール、1937)

あんまり寝たい気分じゃないなと思って、ずっと借りっぱなしだったルノワールの『大いなる幻影』を見た。で、見終わって、今、10分経ったところ。いや、もう20分経った。 悲しいとか涙が出るとかそういうレベルではなくて、なんだろう。本当にどう表したらい…

映画理論の中へ

今回取っている映画理論のクラスが一番厄介だ。思った通りである。 毎週別の方向から書かれた映画論を一本づつ、決して長くはない量なのだけど(しかし短くもなく)、読むのにも時間がかかり、さらに理解するのに倍ぐらいかかっている。 課題と言えば特にな…

寺山修司著作集<4>(寺山修司)

それもまた大学の図書館から、寺山修司の著作集<4>を借りてきた。 しかし、どうしてこんなに日本文学(しかも原語で)が揃っているのか。前の記事で述べた安部公房全集から、三島由紀夫から、果ては古今和歌集や万葉集の現代語訳、日本語言語学の本から何…

死に急ぐ鯨たち(安部公房)

大学の図書館から、安部公房を借りてきた。夏休み中に公房全集の第一巻を読んで以来なので、結構久しぶりだ(安部公房はかなりの頻度で読み返す作家なので)。良いな、と思う。ずっと良いなと思ってきたし、今も良いなと思っている。高校生の頃は怖がりなが…

サイレント映画とその音楽

随分と書かないでいたようだ。まさか最後の記事が10月末だったなんて!自分でも驚いている。 秋学期は無事に終わったものの(成績も別段悪くなかった)、あまりの忙しさに、ほとんど記憶が無い。必死すぎるのも駄目だな。真面目に取り組んだけれど短期的でし…