2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

パシフィック・リム(デル・トロ、2013)

土曜日夕方のシネコンで鑑賞。ルーツが同じだと、やはり似た雰囲気の作品になるのだろうか。私は怪獣映画も一番始めのゴジラぐらいしか見ていないし、特撮もギャバンを所々しか見ていないし、ロボットアニメも数本しか見ていないわけだけど、特撮・怪獣・ロ…

エリジウム(ブロムカンプ、2013)

一足お先に『エリジウム』鑑賞。平日のシネコンはひとり客(それも女性の)が多いなあ。『パシフィック・リム』を観た時は週末の夕方だったのでカップルやグループ客が多かった。 以下、ネタバレ(はそんなに無いと思うけれど…)。 ディストピア対ユートピア…

雑記

先週で夏学期が終わった。映画学入門も完了。成績は良かったです。 新学期は9月の頭からなので2週間ずっと映画見て本読むかーと色々借りて来ているんですが(アンドレ・バザンとか、認知派映画理論の本とか、理論入門の本とか、借りましたよ、映画学徒らしく…

「アカデミック」な英語

『ラン・ローラ・ラン』について書いた5ページ程度のペーパーが返って来た。ローラの一回目のシナリオからラストにかけての映画内時間と実際の連続する時間への移行が編集によってどのように描かれているか、みたいなことについて書いた。成績はA-、良いほう…

ウォーカバウト 美しき冒険旅行

『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバコ』等のシネマトグラファー、ニコラス・ローグの1971年の作品。 ナラティブの不合理さを掻き消してしまうほど力を持ったカメラワーク!事あるごとに対比、対比、対比!可能な限りの技法をふんだんに使いまくったのは…

ミミノ

悲劇コメディ系映画で有名なグルジア人監督、ゲオルギー・ダネリヤによる1977年の作品。『不思議惑星キン・ザ・ザ』の人です。この『ミミノ』で77年のモスクワ国際映画祭金賞受賞。『ミミノ』は、悲劇コメディというより、哀愁コメディと言ったほうがいいか…

鶴は翔んでゆく

1957年、ミハイル・カラトーゾフのソ連映画。 いわゆる「雪解け」がソ連で始まっている中、フランスではヌーヴェルヴァーグが起こっていた。ゴダールの『勝手にしやがれ』が60年。『鶴は翔んでゆく』はその3年前。 『勝手にしやがれ』は授業でも取り上げたし…

恋する惑星

授業で見た映画もまとめたいけど、今日見たものから書いて行く。ウォン・カーウァイは初めて見た。本来ならばあのアーティスティックなカメラワークに注目すべきなのだろうが、それよりも金城武の初々しい可愛らしさ、トニー・レオンの正統派イケメン具合ば…

映画って!

映画を学問として勉強し始めて、さらに映画が好きになった。 映画が作り上げる擬似リアリティの世界はつまりイリュージョンなのだが、しかしリアリティの一部だという事実。 そしてそのリアリティは可能な限りのテクノロジー、工夫によって構成されていると…