2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルリン 天使の詩

寓話的な詩と、美しい映像、優しい音楽。とても哲学的でロマンチックな作品だった。 白黒時の陰影の具合が何とも素敵だ。はっきりしていて、非常に美しい。 人間になりたい天使と、天使の宿命を全うすべきだという天使と、人間になる事を誘う元・天使。それ…

最近見た映画

・のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編 原作を読まなかったら消化不良な部分がいくらかあるかもしれない。しかし音楽は素晴らしいし、音楽を聞くために映画を見たわけだし。原作で言っていた、のだめの飛んだり跳ねたりするピアノの音はつまりこういうこ…

陋巷に在り儒の巻

『泣き虫弱虫諸葛孔明』、『墨攻』、そして『ピュタゴラスの旅』を今のところ読み終えたので、酒見賢一氏がどういう作家なのかということは、理解したはずだった。 史実をもとに、彼自身による大胆不敵とも言える解釈を加えて小説を書きあげる、そういう作家…