2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画とは何か

ブレインストーミングのお時間です。よく、映画って一体なんだろう、と考える。 どうして映画を見るのだろうか、どうして映画が好きなんだろうか、どうしてオスカーを取ったあの作品は私には受け入れられなかったんだろうか、という自分視点の疑問と、映画を…

アリゾナ・ドリーム

外国人映画監督がアメリカで撮った映画、と言うのはすごく好きだ。『パリ、テキサス』から、『バグダッド・カフェ』、『ギルバート・グレイプ』とか。アメリカ人が撮るアメリカ映画よりもアメリカらしさ(外国人が想像するアメリカ)を感じる。広大な土地、…

ドリー・ベルを覚えてる?

そういえば今年の映画始めはクストリッツァだったな、と、今更記事を書く。 相変わらず(というのも変だな。長編処女作だし)、うまいなあ、ううむと唸る。思春期の少年の心の移り変わりと、当時のボスニアの社会状況をほんとうにうまく並べて撮っている。こ…

フェリーニのアマルコルド

フェリーニは、個人的にはほんとうに大好きなのだが、これこれこう説明しろと言われると全く何も言えない。 少年の日の記憶。2時間、ぼーっと見てしまった。 冬が終わる祭りの綿を掴むシーン、そして最後の大団円。とりあえず今は何も考えず、映像の美しさだ…

愛の亡霊

コリーダ並みのエロスを想像していたので少し拍子抜けしてしまった。典型的な日本的怪談のエフェクト、濡れ場はあるが本編に影響する程ではなく、社会的要素もそこまでは感じない。コリーダが76年で、こちらが78年。随分と趣が変わったなあ、と言う印象。ず…