深夜特急〜劇的紀行〜
日本のドラマ、と言うより、ドラマ自体ほとんど見ない。日本のドラマは基本的に非常に安っぽい(ような気がする)し、役者もあまり上手ではない(ような気がする)からだ。
深夜特急は元から本を読んでいて、おそらく読んだほとんどの人間が感化されたようにわたしも「うらやましい」という想いを抱いていた。うらやましい、こんな雑草のような旅をわたしも一度してみたい、と。
そしてその「雑草のような旅」が上手く表現されていて驚いた。所詮日本のドラマだし、となめてかかっていたせいもあるだろうが、楽しく鑑賞できた。
ドラマのパートと、ドキュメンタリーのパートがとても良いバランスで、徐々にこれはドラマだったのかそれともドキュメンタリー番組だったのか、と思えてくるくらいだ。そして今まで好印象を全く持ったことがなかった大沢たかおだったが、このドラマの中ではすごく良かった。たどたどしくも最低限の英会話がとても現実的で、良い。それからロードムービーのように、段々と薄汚れていく。それもまたすごく良い。淘汰こそ、ロードムービーの真髄だと思っている。
オリジナルの部分も多々あったが、気にならない程度だ。
ユーラシア編が一番好きだな。
日本に帰ったら、わたしも是非DVD-BOXが欲しい。
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