マデイヌサ (2006)

『悲しみのミルク』を撮ったクラウディア・リョサの長編処女作。

「これ、極端すぎない?」とは思ったものの(儀式のシーン等)、映画の中の雰囲気は奇妙に明るく、そしてえげつない。サルバドールと言うリマ(都会、外、白人系)からの介入はあるが、映画の中心はすべてマデイヌサの存在。
あの後味の悪さは感じ覚えがあるなあ。ハネケか、ブニュエルか、トリアーか…。

アンデスのあの荒涼な土地に、ビビッドな色が映えること映えること。
不毛地帯のほうが、装飾品は派手になるんだろうか?インドの衣服も綺麗な強い色ばかりのイメージだし、ペルーのインディへナも赤やピンクが多い。
面白いなあと思う。映画を見て他のことに気付けること。

これからもっと南米映画を見ていきたいです。