映画学入門:ソビエトモンタージュ
・知的モンタージュ(intellectual montage):
・物語ショットと全く別のショットを繋ぐことによって第三の意味を作り上げる
・ひとつのショットは次のショットと並べることによって意味を持つ
・ひとつのショットだけでは本質的な意味を充分になさない
・エイゼンシュタインにおける革命的映画の考え
・キノフィスト
・イデオロギー的メッセージを包括した作品で観客の感覚と感情を同時に刺激することが目的
・感覚と感情の刺激によって生まれる理性的反応
・プロパガンダシネマの制作
・エイゼンシュタインにおける知的モンタージュの考え
・シーンAとシーンBを対立(衝突)させることによって意味Cが生まれる
・『ストライキ』(エイゼンシュタイン, 1924)
・ノンダイエジェティックインサート(物語外世界からの挿入)
・ダイエジェシス—物語世界、完全なるフィクションの世界
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・ダイエジェシス:物語映画で、ダイエジェシスとは映画内すべてのフィクション世界のことである。ダイエジェシスは小説とは対照的に映画内での叙述に関して特定の意味と複雑性を持つ。そして物語映画においてダイエジェシスの世界はスクリーン上に見えているものを含むだけではなく、映画が描く世界のスクリーン外におそらく存在しているであろう要素—それらの要素がストーリーの一部である限り—も含まれる(Dictionary of Film Studies, A.Kuhn & G.Westwell, 2012)